米子市中心街で6棟全焼 焼け跡から1人の遺体 住人の高齢女性の安否不明(鳥取)
山陰中央テレビ
11月26日夜おそく、鳥取県米子市中心部の住宅密集地で火事があり、27日未明に鎮火しましたが住宅6棟が全焼し、1人が死亡、1人がやけどで重傷を負いました。 警察官: 「米子警察署です。住民の方は直ちに移動、避難して下さい」 暗闇に炎が立ち上るなか、住民に避難を呼び掛ける警察の緊迫したアナウンスが響きます。 火事があったのは、米子市法勝寺町(ほっしょうじまち)の八尾俊章さん(70)の住宅で26日午後10時半ごろ、八尾さんが家の中に煙が充満していることに気が付き、消防に通報しました。 火は、八尾さんの木造2階建ての住宅約60平方メートルを焼いた上に隣接する住宅などに燃え移り、八尾さんの住宅を含め住宅4棟と空き家2棟の合わせて6棟が全焼し、約5時間後の27日午前3時20分ごろ消し止められました。 この火事で、全焼した八尾さんの住宅から性別不明の1人の遺体が見つかりました。 また八尾さんが救急搬送され、のどにやけどを負うなど重傷の模様です。 八尾さんは2人暮らしで、家族の高齢女性とは未だ連絡が取れておらず、安否不明です。 櫃田優果記者: 「火事があった現場は米子市役所近くの住宅密集地で、現場は一時騒然としました」 米子市の中心市街地にある市役所から、直線距離で約400メートルのこの現場。 古い木造住宅などが密集する住宅街で、火元と見られる住宅と延焼した住宅も、ほとんど隙間のないような間隔で隣接していました。 火災現場の近くに住んでいる女性は…。 近隣住民: 「部屋がちょっと赤くなって。カーテン超しにだよ。変だなと思って覗いてみたら、火の手が上がっていた。すごい怖かった」 警察と消防では、発見された遺体の身元の確認を急ぐとともに、27日午前10時ごろから現場検証に入っていて、出火原因のくわしい調べを続けています。
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