世界1位シナー 中国OP決勝進出で連覇王手、アルカラスとの頂上決戦へ<男子テニス>
チャイナ・オープン
男子テニスのチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)は1日、シングルス準決勝が行われ、第1シードのJ・シナー(イタリア)が世界ランク96位のブー・ユンチャオケテ(中国)を6-3, 7-6 (7-3)のストレートで下して決勝進出を果たし、2連覇に王手をかけた。 【シナーvsアルカラス 1ポイント速報】 今季四大大会で2勝している世界ランク1位のシナーは、この日ブーに1度もブレークを許さなかった。マッチポイントでは11本目のサービスエースを決め、今大会快進撃をみせていたブーを2時間5分で振りきった。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはシナーのコメントが掲載されており「今日はとてもタフな試合だった。なんとかリズムに乗ろうと努めた。決勝に戻れてうれしい」と語った。 決勝では、第2シードのC・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは準決勝で第3シードのD・メドベージェフをストレートで下しての勝ち上がり。 シナーはアルカラスとの決勝へ向けて「厳しい試合になるだろう。明日は2人とも良い試合になることを願う」と述べた。 決勝で顔を合わせる両者は10度目の対戦で、シナーの4勝5敗。直近は今年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準決勝で、その時はアルカラスがフルセットの末に勝利している。 一方、準決勝で力尽きたブーは、前週の成都オープン(中国/成都、ハード、ATP250)でツアー初優勝を飾った世界ランク52位のシャン・ジュンチェン(中国)を初戦で破ると、2回戦で第6シードのL・ムセッティ(イタリア)、準々決勝で第4シードのA・ルブレフに勝利してベスト4へ進出していた。