衣替えを機に「捨てた」服やアイテム。手放す目的があるから後悔もゼロ
多くの家庭で季節の変わり目に行うであろう衣替え。じつは衣替えは不要なものを処分する絶好のチャンス。整理収納アドバイザー2級の資格を持つライターの小林ユリさんも、「頻度」と「目的」を意識した衣替えをすることで“不必要なもの”に気づいたと言います。家の中をすっきり整えるためのコツを紹介します。 【写真】小林さんが処分したもの
整理整頓と家の中の掃除、一石二鳥の衣替え
洗濯をして、服をいつも以上に丁寧にたたみ、シワにならないよう注意しながら衣装ケースに入れる。また、取り出した服は再度洗ってからクローゼットにしまう。衣替えはけっこう重労働なのです。 クローゼットの中の服やファッション小物だけをただ入れ替えるだけでなく、整理整頓や家の中の掃除を兼ねられたらよさそうです。 スッキリとした状態の部屋で新シーズンを迎えるため、今回の衣替えで私が手放したものがこちらです。
高いブランド品
購入時の値段が高かったからとこれまで処分する決心がつきませんでしたが、「いつ使うだろうか?」と考えてみると、今の服装にも年齢にも合わなくなってしまったため、そこまで出番はないだろうなと思いました。 ちなみに、リサイクルショップへ持っていきましたが、たったの数千円にしかなりませんでしたが、後悔はありません。
一時のマイブームのものや流行りの服
ブームが去ったものは、よほど気に入っているものでない限り使わないことが多いです。自分に似合うか、本当に好きかどうかという目線で買わなかった流行りものは、ただの場所ふさぎにしかなっていないことに気がつきました。 必要ないものは洗わずそのまま処分したり、ウエスにしてどんどんふき掃除に活用したので、洗濯の手間としても効率的ですし、水や洗剤の節約にもなりました。
手放すか迷ったとき、「頻度」と「目的」を考える
汚れていたり、サイズアウトしているような明らかに処分対象の服であればよいのですが、まだ使うかどうか、まだ着るかどうか、服の処分のタイミングって難しいですよね。 そのようなときに意識してみて「処分しやすい」と思えた基準が、私の場合は「頻度」と「目的」でした。 不要な服やファッションアイテムの共通点は、着る頻度、使用シーンが少ないもの、どんなときに、どこで、どのような目的で着るのかが曖昧なものだったのです。 今の自分にとって必要なものかどうかを意識したら、衣替えをするのと同時に部屋をすっきり整理することができました。 今の自分に必要でないものまで保管しておく空間的余裕は、わが家にはありません。とはいえ、忙しい日々を過ごしていると“忙しさ”を理由に家の中の整理整頓を後回しにしてしまいがち。 面倒くさい作業を後回しにしてしまうクセのある私には、衣替えという“絶対に避けられない季節イベント”にかこつけて一緒に家の中のデトックスをしてしまう方法が合っていたように思います。 ぜひ、この季節だからこそ向き合ってみてはいかがでしょうか。
小林ユリ