NYの米保険会社CEO射殺事件 被告が無罪を主張 弁護士は公正な裁判できるか懸念
ニューヨークで大手保険会社のCEOが射殺された事件で、殺人罪などで訴追された被告が、無罪を主張しました。 ルイジ・マンジオーネ被告は、ニューヨークのマンハッタンで大手保険会社「ユナイテッドヘルスケア」のブライアン・トンプソンCEOを銃撃して殺害したとして、合わせて15件の罪で逮捕・訴追されています。 23日、ニューヨーク州の裁判所で罪状認否に臨んだマンジオーネ被告は、殺人罪と、テロ行為による殺人罪について、無罪を主張しました。
担当弁護士は、被告移送を見せ物のようにテレビ中継で追跡したことや、ニューヨーク市長が被告をテロリスト扱いしたことで、公正であるべき裁判への影響を懸念していると述べました。 アメリカメディアは医療保険会社による治療費の支払い拒否に憤っている人々などの間で、マンジオーネ被告を賞賛する動きが出ていると報じています。
テレビ朝日報道局