松下洸平、世界初演ミュージカル「ケイン&アベル」に主演「とても光栄です」…ライバル役に松下優也
俳優の松下洸平が、世界初演のオリジナル・ミュージカル「ケイン&アベル」(演出・ダニエル・ゴールドスタイン氏、来年1~2月=東京・東急シアターオーブほか)で主演を務めることが10日、分かった。ライバル役で、俳優・松下優也が共演する。 【写真】ライバル役を務める松下優也 初共演による洸平と優也の“ダブル松下”で、名作小説のミュージカル化に挑む。英作家ジェフリー・アーチャー氏のベストセラー小説が原作。20世紀初頭を舞台に、米ボストンの名家出身で銀行頭取のケイン(洸平)と、孤児からホテル経営者にのし上がったアベル(優也)の出会いと衝突を描く。 洸平は、18~19年上演「スリル・ミー」以来、6年ぶりのミュージカル出演。東宝ミュージカルは初主演で「世界初上演作品の主演という貴重な機会をいただき、とても光栄です」と歓喜する。「原作を大切にしながらも、僕らなりの僕らにしか出来ない『ケイン&アベル』を目指したい。海外のクリエイティブスタッフの皆さんと新作ミュージカルが生まれる瞬間を味わえること、とてもワクワクしています」と意気込んでいる。 誕生日が同じ宿命のライバル役を演じる優也については、「とても上品で、美しい歌声をお持ちの方という印象を持っています」とコメント。一方の優也も「洸平さんは、ものすごく細かくて丁寧で繊細なお芝居をされる印象を持っています。一緒にお芝居を作り上げていけることが、今からすごく楽しみです。僕もプライドをかけて日本発のミュージカルをお届けできたらなと思っています」と共演を心待ちにした。 音楽は、01年日本初演「ジキル&ハイド」などで知られる作曲家・フランク・ワイルドホーン氏が手掛けるなど、世界有数のクリエイターが集結。フランク氏は「演出家・脚本家であるダニエル・ゴールドスタインと作詞家であるネイサン・タイセンとのコラボレーションは今回が初めてであり、彼ら二人と、そして日本の観客の皆様とともにこの旅に乗り出すことをとても楽しみにしています」とコメントを寄せた。 演出などを担うダニエル氏は、本作を「生まれながらにして将来を約束された男と自ら夢をつかみ取らねばならない男、二人のたぐいまれな男たちのアメリカンドリームをめぐる物語です」とアピール。原作のジェフリー氏も「東宝、フランク、ネイサン、ダニエル、チームの皆さんとご一緒できることを大変うれしく思います。ミュージカル『ケイン&アベル』をこの目でみるのが待ちきれません」と、名作誕生に期待を寄せている。 共演は、山口祐一郎、咲妃みゆ、知念里奈ら。東京公演後は、来年2、3月に大阪・新歌舞伎座でも上演する。
報知新聞社