河合楽器前会長兼社長・河合弘隆さん『お別れの会』に600人参列 「世界一のピアノづくり」にこだわった故人との別れ惜しむ
2月に76歳で亡くなった河合楽器製作所の前会長兼社長・河合弘隆さんのお別れの会が4日、浜松市中央区のグランドホテル浜松で営まれた。政財界の関係者や市民ら約600人が参列し、「世界一のピアノづくり」にこだわった故人との別れを惜しんだ。 河合さんは創業者の河合小市氏の孫で、2代目社長の滋氏の長男。1989年から35年間、社長を務め、高級ピアノ「シゲルカワイ」を開発を主導。インドネシアや中国など海外への拠点進出も進めた。 会では、河合さんの友人で、はごろもフーズの後藤康雄会長が「ものづくりとへのこだわりと経営手腕は私の大切なお手本だった」と弔辞を述べた。 河合さんの次女の夫で、経営を引き継いだ河合健太郎社長は「カワイブランドを守り抜き、さらに発展させることを生涯の使命と決意し、強い覚悟を持って社業に臨む」と誓った。 スズキの鈴木修相談役やヤマハの中田卓也前社長、浜松市の中野祐介市長らも参列。河合さんの功績と人柄をしのんだ。
中日スポーツ