アッと驚く値段に驚愕? 本当にあった高額すぎるガンプラたち「でもロマンが詰まってる」
高価すぎるガンプラにはワケが…
1979年に放送されたTVアニメ『機動戦士ガンダム』は当時、注目度が低く、放送短縮の憂き目にあいました。こんにちのような人気コンテンツとなった背景には、その後のプラモデルキット、いわゆる「ガンプラ」のブームが、一因として挙げられます。 【お、おま…高っ!】お値段なんと15万円の「ハロ」がこちら もちろんワケアリです(5枚) ガンプラの主流は、「ハイグレード(HG)」や「マスターグレード(MG)」といった数千円台のキットです。そうしたなか、過去には同じ「ガンプラ」ブランドで、数十万円もする高額なキットが販売されたこともありました。 2024年現在、「BANDAI SPIRITS」公式サイトに掲載されている「ガンプラ」で、もっとも高価な商品は、ガンプラ30周年を記念した数量限定生産品「HY2M 1/12 ガンダム アニメーションカラーVer.」で、同サイトではなんと33万円(税込)と表示されています(発売当時は消費税5%であり、公式通販サイト「プレミアムバンダイ」では税込31万5000円にて表示)。 同キットは「地球連邦軍」による「ジオン軍」への一大反抗作戦「V作戦」で開発され、主人公「アムロ・レイ」の乗る主役機として数々の見せ場を作った「RX-78-2 ガンダム」を12分の1というスケールで立体化しています。具体的には全高約1.5m、重量は約35kgにも及びます。 この30周年記念モデルに続く高額商品は、その10年後に発売されたガンプラ40周年記念モデル「ガンダリウム合金モデル 1/144 RX-78-2 ガンダム」の22万円(税込)です。サイズこそ通常のガンプラと同じものの、架空の金属である「ガンダリウム合金」の表現として、チタニウム、アルミニウム、イットリアの合金を素材として使用しています。金属の重さはプラモデルではなかなか味わえない魅力であり、唯一無二のガンプラだといえるかもしれません。 これらふたつに比べると、さすがに価格では見劣りしますが、胸像である「REAL EXPERIENCE MODEL RX-0 ユニコーンガンダム(AUTO-TRANS edition)」も5万5000円という高額なキットです。 2010年から2014年にかけて作られたOVA『機動戦士ガンダムUC』で、主人公「バナージ・リンクス」が乗る「RX-0 ユニコーンガンダム」は、いわゆるガンダム顔の「デストロイモード」と、一本角で横長のバイザーアイに偽装した「ユニコーンモード」に変形します。そのユニコーンガンダムを立体化した同キットは胸像、つまり胸から上のみながら全高40cmという大サイズで、頭部の自動変形や発光、劇中音楽の再生といった機能がふんだんに盛り込まれたものでした。 いずれの商品も高価でありながら、そのぶんガンダムの世界をリアルに味わえる商品だといえます。現在、正規ルートの入手が困難な品ばかりなので、もし手元にあるようならぜひ大事になさってくださいね。
LUIS FIELD