ハローワーク、常勤職員を増員 非正規から転換、雇用安定へ
厚生労働省は、全国のハローワークで働く常勤の正規職員を増員する。現在は全職員約3万人のうち約1万人にとどまり、約2万人を占める非正規職員が窓口での就業支援といった基幹業務もこなしている。2024年度は非正規からの転換も含め正規を111人増やす。職員自身の雇用を安定させることで、サービスの質向上を狙う。関係者は「正規の割合を少しずつだが着実に高めたい」と話す。 全国544カ所にあるハローワークの正規職員は、21年度までの約20年間で約2500人減った。その後、22年度に2人、23年度に69人を増員。24年度は増員幅を42人上積みし、新卒採用に加え、非正規からの転換も進める。