ブレーブス・オズナが球宴ホームラン競争に参戦表明 大谷翔平の3冠王へ最大のライバル「ビッグ・ベア」
ブレーブスのDH、マルセル・オズナ(33)が8日(日本時間9日)、米テキサス州アーリントンで開催されるオールスター前日の15日(同16日)に行われるホームラン競争に参加することを自身のSNSなどで表明した。参戦決定は5人目となった。 この日は敵地・Dバックス戦に「5番・DH」で先発出場するオズナは、この日まで88試合で打率2割9分5厘、リーグ2位の23本塁打、同1位の72打点。打点はドジャース・大谷翔平投手(30)に現時点で7差をつけ、本塁打は5本差で追っている。大谷の3冠王に向け、最大のライバルとなっている存在だ。 コロナ禍でシーズンが短縮された2020年には60試合で18本塁打、56打点で自身初タイトルの2冠。愛称は「ビッグ・ベア」。昨季は自己最多の40発を放ち、今季もアクーニャを故障で欠くブ軍をけん引している。 これで正式に参加を表明したのはア・リーグ2位となる27本塁打のヘンダーソン(オリオールズ)、ナ・リーグ2位の70打点のボーム(ブレーブス)、昨季まで2年連続40本塁打で過去2度の優勝を誇るアロンソ(メッツ)、ア・リーグ打率2位の3割2分4厘で昨季30発のウィット(ロイヤルズ)、そして、オズナの5人となった。ナ・リーグ5位となる19本塁打、60打点のT・ヘルナンデス(ドジャース)も参戦の意向を示しており、出場8人の顔ぶれが見えてきた。 今年からは球数制限が付くなど負担が軽減された本塁打競争だが、昨年まではスイング数や球数制限なしでサク越えの本数を競っていた。あまりに体力消耗が激しく、無理に飛距離を求めてフォームを崩す危険性があることから強打者の出場辞退が相次ぎ、今年もMLB最多となる32本塁打のジャッジ(ヤンキース)や大谷がすでに辞退する考えを示している。
報知新聞社