愛称は「実嶺」と「嶺菜」に 県酪農のさとで5月に生まれた双子の白牛(千葉県)
南房総市大井の県酪農のさとで、今年5月に生まれた白牛の双子の赤ちゃんの愛称が「実嶺(みれい)」と「嶺菜(れいな)」に決まった。県内をはじめ、北海道や九州など全国の407人から618点の応募があり、選考委員会による審査を経て名付けられた。 母親の嶺花(5歳)が人工授精で出産した双子の雌で、酪農のさとでは12年ぶりの雌の赤ちゃんとなった。「県民に親しまれ、酪農のさとのシンボルにふさわしい名前」をテーマに、8月1日~9月13日の期間で広く愛称を募り、10月29日に県畜産課室長など6人の選考委員会で審査が行われた。 選考は、応募数ではなく「地域にふさわしい名前」を基準に、嶺岡牧場の“嶺”を使用したものから選出した結果、椎名章雄さん(市川市)と新保かずえさん(君津市)による実嶺と、古田莉瑚さん(八千代市)と志村うたさん・はるこさん姉妹(南房総市)による嶺菜に決定した。 選考委員会によると「南房総の花と白牛の美しい白さ、自然豊かな歴史ある嶺岡牧場をイメージして、たくさんの人に愛され、牧場でのびのびと元気に育ってほしいという願いを込めた、親しみの持てる名前」だったことが選考理由になったという。 実嶺と嶺菜は、同施設内の第1牛舎で見ることができる。茶色の頭の子牛が実嶺、体が少し小さい子牛が嶺菜だという。 担当者は「すてきな名前を応募いただき、ありがとうございました。ぜひ、実嶺と嶺菜に会いに来てください」と話している。