高値警戒感懸念の日本株市場で逆行高期待の小型株3銘柄
3月期企業の決算発表は週明け15日で一巡。来週は材料難の展開が予想される。写真はトヨタ自動車の決算説明会(写真:ブルームバーグ)
5月12日の日経平均株価は、好業績見通しを発表した個別銘柄が買われたほか、東京エレクトロン(8035)など日経平均へ寄与率の大きい銘柄が牽引する形で上昇。終値は前日比261円高の2万9388円と続伸し、2021年11月以来、約1年半ぶりの高値水準となった。 来週(15~19日)は、週初15日で3月期企業の決算発表が一巡して手がかり材料難となることに加え、決算発表期間中の日経平均の急上昇に対する高値警戒感も想定され、利益確定売りが先行する軟調な展開となりそうだ。アメリカの債務上限問題の先行きや、中国の主要経済指標の内容次第では下落幅が一時的に広がる可能性もある。 来週の日経平均の想定レンジは2万8700~2万9500円とする。
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冨田 康夫