【速報】新スーパーモタード「DR-Z4SM」正式発表! 38PSのパワーに電子制御フル装備!
スズキは開催間近のミラノショーにて、新型2モデルを発表した。DR-Z400S/SMがフルモデルチェンジを果たした、400ccオフローダー「DR-Z4S」とスーパーモタード「DR-Z4SM」だ。EURO5+に適合するエンジンは38PSを発揮、最新電子制御やトラクションコントロールを備え、従来のキャラクターのまま生まれ変わった! 【画像】「DR-Z4SM」のディテールをギャラリーで見る(16枚) 文/Webikeプラス 編集部
クラス唯一&ストリート最強モタード登場!「DR-Z4SM」
2004年から2009年まで国内でラインナップされていたDR-Z400SMは、400ccクラス唯一のスーパーモタードとして人気を博したモデルだ。日本では排ガス規制により販売終了しているが、アメリカではキャブレター仕様のまま、現在まで生産が続いていた。そんなDR-Z400SMがスパルタンな特性をそのまま、世界中で販売できるインジェクション仕様としてフルモデルチェンジを果たした。 ネーミングも刷新した「DR-Z4SM」。同時に発表されたオフロードモデル「DR-Z4S」と同様、最新排ガス規制EURO5+に適合した水冷DOHC398cc単気筒エンジンを搭載。従来のエンジンをベースとしてはいるが、カムシャフトやシリンダーヘッドをはじめとしたほぼすべてのパーツが再設計されており、もちろんキャブレター仕様だった吸気系はインジェクションに更新。OBDIIも装備しているため、アメリカ以外の国でも販売が可能となった(もちろん日本も)。ボア×ストロークは90.0mmx62.6mmのショートストロークで、出力は欧州仕様で最高38PSとなっている。吸気系、エキゾーストも見直され、ラジエーターも大型に変更された。ドライサンプのオイルシステムはそのままだ。またクラッチアシスト(SCAS)を新装備し、ハイパフォーマンスエンジンを使いやすくコントロール可能となった。 車体はというと、スチールフレームは、スーパーモタードらしい優れた走行性能のためにしなやかかつ強度を求めて全面新設計。サスペンションはフロントにKYB製倒立フォークを採用、260mmのロングストロークを持つ他、テンション/コンプレッションどちらも調整可能だ。ホイールは従来通り前後17インチで、スタンダードからダンロップ製ハイグリップタイヤSPORTMAX Q5Aを装備し、アグレッシブな走行性能を支える。ブレーキは前後ともに軽量化を目指したシンプルなフロント270mm、リア240mmのシングルディスクだ。 外見上の最も大きな変化は、フルLED化した灯火類だ。ヘッドライトはLEDプロジェクターライト1灯となり、シンプルなフロントマスクを獲得。メーターはオーソドックスなLCD液晶だが、各種電子制御の追加により、マルチファンクションな操作機能を備える。スイッチ類もシンプルに構成されているが、左スイッチのMODEセレクトにより、電子制御の直感的な変更が可能だ。