海路、初の劇場公開監督作『実家』MOOSIC LABで上映へ 新谷ゆづみ、川床明日香ら出演
劇団papercraft主宰の劇作家・演出家の海路の監督作『実家』が、MOOSIC LABで上映されることが決定した。 【写真】『実家』場面カット 第29回劇作家協会新人戯曲を受賞するなど、現在25歳にして演劇界で注目を浴びる、劇団papercraft主宰で、脚本家・演出家の海路。監督作である新作短編映画『実家』が、2024年12月からのMOOSIC LAB 2025にてワールドプレミアが決定。これは海路としても監督作初の劇場公開となる。 本作は、とある大学生サークルに所属する男女4人がある日突然、「誰かの実家」で目を覚まし、閉じ込められたことによって、生活を共にしながら家主の帰りを待ち続ける夏休みの話が展開される物語。 登場人物は、同じサークルに所属する大学生の4人のみ。『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』や『ナミビアの砂漠』など話題作への出演が続く新谷ゆづみが主演のコハル役を、映画『沈黙のパレード』やNHK連続テレビ小説『虎に翼』では主人公の娘・佐田優未役を演じた川床明日香がリッカ役を務める。 そして、Netflixシリーズ『First Love 初恋』や映画『水深ゼロメートルから』に出演した清田みくりがレイカ役を、劇作家・演出家の岩松了や劇作家・脚本家の赤堀雅秋が手掛ける作品のほか、『夜明けのすべて』、『不適切のもほどがある!』(TBS系)なども出演している櫻井健人唯一の男性キャストであるサツキ役を演じる。 本作の主題歌は、普段俳優として活動している浅川眞来と有原遣智の2人によって今年結成されたサマーエンドが書き下ろしで担当する。 「MOOSIC LAB 2025」は12月7日より開催。本作はK’s cinemaにて12月10日に初上映される。また、翌日からは、海路主宰 劇団papercraft 番外公演「ミタココロ」も公演するカフェムリウイにてトークショー付き上映会も実施される。 ●海路(作・演出)コメント いつも、演劇を主戦場としていることもあって、今回初めてのことばかりの中での作品づくりでした。といっても、やっていること、考え方や見せたいもの、などの根幹は、演劇であれ、映画であれ、同じなんだなきっと、と思った日々でした。今現在のところはですけども。自分には、人生の夏休み、なんてあったのだろうか。なんてことを考えながら、この作品に閉じ込められて頂けたら幸いです。
リアルサウンド編集部