大事に育てた米で餅つきよいしょ 園児たち「ふかふかしてた」 あんこやきな粉で味わう
長野県筑北村の坂井保育園と筑北ひまわり保育園の園児たち計57人が25日、同園で地域住民らと餅つきをした。毎年この時期に開く恒例行事で、今年は同園近くの障害者就労支援施設「ちくほくシャインカレッジ」の利用者も初めて参加。昼食では、地元の田んぼで園児たちが大事に育てたもち米を使った餅を味わった。
もち米の栽培を支援してきた同村の都々地尾(つつじお)利男さん(76)が、炊きたてのもち米を臼に入れると、園児たちは一斉に駆け寄り「おいしそう」。きねを重そうに持ち上げ「よいしょ、よいしょ」と代わる代わる餅をついた。 年中の大城蓮奈(はすな)ちゃん(5)は「ふかふかしてた」と満足げ。園児たちは鏡餅を作り、あんこやきな粉を付けて食べた。年長の滝沢虎和(とわ)ちゃん(6)は「お米を育てるのが楽しくて、お餅になってうれしい」と喜んでいた。