奈良の寺で風鈴まつり 涼の音、境内に響く
暑い季節に参拝者を涼の音で迎えようと、奈良県橿原市のおふさ観音で1日、風鈴まつりが始まった。江戸風鈴を中心に約3千個の風鈴が風に揺れ「リーン、リーン」と参拝者を楽しませた。 2003年から「風鈴の音で夏を心地よく過ごしてもらいたい」と住職の密門裕範さん(57)が始めた。今では夏の風物詩になっている。 境内の茶房では、琉球ガラスを使った沖縄県の琉球風鈴や大分県の別府竹風鈴など全国各地の風鈴を紹介。期間中約90種の風鈴即売もしている。 大阪府羽曳野市の介護職員山添敏子さん(55)は「あいにくの雨ですが、水滴に光り揺れる風鈴もすてきです」と写真に収めていた。9月30日まで。