「娘の笑顔が誰かの救いになれば」 先天性の障害がある娘の姿をYouTubeに配信し続ける家族の思い
「頑張ってみようと思う人が一人でも増えれば」 娘の笑顔が誰かの救いに
このはさんは話すことができないので、感情は表情やしぐさで伝えます。気分がいい時はダンスを見せてくれますが、時には癇癪(かんしゃく)を起こすことも。そんな家族の毎日を、包み隠さず伝えています。しかし、時には否定的な言葉も寄せられるそうです。 (お母さん) 「いろいろな意見をみんなが持っているので。私たちが考えていない視点でコメントなどをもらうと、勉強になった反面、悲しいなって感じることもたまにはある。そういうところは、やはりつらかった」 それでも、誰かの救いになってほしいと発信を続けています。 (お母さん) 「登校拒否だった人が、動画を見て学校に行ったらしい。僕も頑張ろうと思ったみたいで。そういうコメントも想像以上にもらって、動画を上げて良かった」 この日は、パンの耳でキッシュを作る動画の撮影。卵を割ったり、具材を混ぜたりと、このはさんも手伝います。キッシュは見事に完成し、このはさんもうれしそうな表情を見せます。 (お母さん) 「娘や私たちの姿を見て、ちょっとでも頑張ってみようとか思ってくれる人が、一人でも増えてくれるとうれしい」 娘の笑顔は誰かの救いになっている。そう信じて今日も家族の記録を撮り続けます。 CBCテレビ「チャント!」7月11日放送より
CBCテレビ