〈食べログ3.5以下のうまい店〉昼飲みにも、2軒目にも重宝する! 京都・寺町通の小洒落たワイン酒場
1階はカウンター席とテーブル席、カウンターの中央に通路がある独特なスタイル。気軽な雰囲気だから、おひとりさまも多いそう。2階にはゆったりくつろげるテーブル席があり、数人でワイワイというときにちょうどいい。
定番のおつまみから本格ビストロ料理まで、フリースタイルで楽しめる
「オーバカナル京都」などで経験を積んだ店主・田口千尋さん。「居酒屋感覚で気軽に立ち寄り、楽しんでほしい」と言う。その料理は、キャロットラペや万願寺とうがらし焼き、焼き銀杏といったワインのおつまみから、豚足のカスレ風、牛カイノミステーキなどガッツリ系のビストロ料理まで。フリースタイルで楽しめるのは、そんな多彩な料理ラインアップだから。今後は、ラム肉入りのやきそばなど、大衆的な料理も加えていきたいと言う。
オープンキッチンでライブ感もあり! 食欲が湧かないわけがない
ふわふわなうえに温かな「出汁オムレツ」は、肌寒い日に食べたい料理。卵にキノコやエシャロット、ハーブなどでつくるペースト「デュクセル」を混ぜ込んだオムレツに、鶏と野菜でとったスープをたっぷりとかけたもの。まろやかなオムレツと豊かな風味のスープ、両方の美味しさを一度に味わえるひとしな。ボリューム満点だから、2、3人でシェアするのにぴったり。
オープンキッチンスタイルで、すべての席から田口シェフの調理の様子を見られるのもいい。卵が焼ける香りや音がリアルに伝わり、さらに食欲が湧いてくる。
和洋の組み合わせも巧みな料理ばかりで、どれを食べるか迷う、迷う!
豚足を白いんげん豆とトマトでトロトロになるまで煮込んだ「豚足のカスレ風」は、食べ応え満点の人気メニューのひとつ。豚足のうまみがスープに染み出すから、自家製パンも注文して、最後のひとさじまで余すところなく味わいたくなる。アラカルトで注文できる料理は、40~50種。野菜料理のほか、魚、肉、チーズ、デザートまで。きっと一度では食べきれないから、何度も訪ねて制覇したいところ。
ちょっとつまんでワインをというときは、このポテサラ。ポテトサラダに鱈のほぐし身をたっぷり混ぜ込んだ。サラダの上から削りかけられたミモレットチーズの熟成したうまみもアクセントになり、ワインがよりおいしくなる。ワインは、今日のグラスワインから選ぶこともできるが、田口シェフに相談してボトルで注文することも。マルスウイスキーやマール、ラム酒などもあるので、料理に合わせてどうぞ。