半世紀にわたる創作の軌跡紹介 富山県高岡市で野村誠一さん写真展
俳優やタレントのポートレートで知られるカメラマン、野村誠一さんの写真展「A Half Century」が2日、富山県高岡市福岡町福岡新のミュゼふくおかカメラ館で始まった。新作を含め128点を展示し、半世紀にわたる創作の軌跡を紹介している。会期は来年1月5日まで。 野村さんは俳優やアイドルの写真集400冊以上を手がけ、CDジャケットや雑誌の表紙を撮影してきた。初の回顧展として開いた今回の写真展では、元横綱朝青龍やGACKTさん、南野陽子さんらのポートレートを展示。近年は写真家として国内外の風景にも向き合っており、アイスランドの渓谷や、射水市の内川の夜景を切り取った作品も並ぶ。 初日は野村さんのトークショーがあり、来場者に「三脚を使い美しい風景を撮るのもいいが、自らが動き、足元の風景や朽ちていく物に目を向けることが大切」と呼びかけた。トークショーは12月15日にもある。写真展は北日本新聞社共催。