トランプ氏の勝利で…経済への影響は?核問題は?熊本県内で様々な声
熊本朝日放送
アメリカ大統領選でトランプ氏が勝利。熊本県内からも、さまざまな声が上がりました。 街の声 「すごいなと思いました。返り咲きというのは」 「戦争はあってはならないから、アメリカが強くならないと世界は丸く収まらないと思うので、これでよかったと思います」 「株がすごく上がったのよね。一気に。しばらくは(株価が)上がるんじゃない?」 「半導体だって、いずれアメリカに輸出したりする。そういう意味で、一時はなかなか輸出が苦しくなるような、日本経済にとってもちょっと苦しい時代が来るかもしれませんね」 世界中の経済に影響力のあるアメリカに「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ氏が復活し早速市場は反応しました。 熊本市中央区の大熊本証券。トランプ氏優位の情勢が伝わるごとに株価が上昇し、今後の経済政策に注目しています。 出田信秀社長 「トランプ氏は、テクノロジーとかAIに関しては規制緩和をするとみられますので、業界全体にはプラスということですけど、中国との貿易戦争、各国に関税をかけることに関しては、今後、中長期的に半導体にもマイナスの影響が出てくるかもしれない」 熊本県内の農畜産物の生産者や関係者は、関税引き上げなどの政策へ不安を抱えています。 菊池市で黒毛和牛を生産する齊藤誠さん。国内向けに出荷しているほか、アメリカへの輸出向けにも出荷しています。 齊藤さん 「私たち肥育農家としては、関税で牛肉の輸出にしろ輸入にしろ、どうなっていくのかというのが不安なところがあります」 また、熊本を拠点に核廃絶などに取り組む熊本被ばく2世3世の会の青木栄会長は「トランプは核兵器を増強しようという考えで、廃絶に関しては、厳しくなった印象。核兵器廃絶に向けて被爆者の思いなどを変わらずに訴え続けていく」としました。