ミントだけではない 地植えをしてはいけないハーブ 意外と知らない繁殖力が強い理由とは
○ミョウガ ショウガ科の多年草で、湿度の高い場所を好みます。一般的に知られているのは蕾の部分(花穂)を食べる「花みょうが」です。夏が旬の香味野菜で料理に活用できますが、地下茎でどんどん増えていきます。爽やかな香りは「α(アルファ)ピネン」という成分で、ヒノキにも含まれているもの。抗菌作用、消化促進などの働きがあるとされています。
〇オレガノ シソ科の多年草です。地下茎で増えていき、耐寒性があり丈夫で育てやすいのですが、日本の夏の高温多湿には弱い特徴もあります。イタリア料理には欠かせないおなじみの香辛料です。また整腸、風邪、鎮痛剤としても使われるなど、古くから、調味料や香辛料、薬草として用いられています。
地下茎で増えるハーブの対策について
地下茎から増えるハーブは、できれば地植えではなくコンテナで育てることをおすすめします。その場合、気をつけたいのは、コンテナは地面に直接置かず、少し浮かせて設置することです。鉢底穴から地下茎が伸びて庭に侵入するのを防げます。 ミント類は交雑しやすいので、異なる種類を育てたい場合は、それぞれ別のコンテナに植えて、こぼれ種の影響も受けないように、離して管理しましょう。 どうしても庭に植えたい場合、庭の一角に「根止めシート」を使用するのが有効です。そこに植えると、成長範囲が制限されるので、気付いたら庭一面にはびこっていたということはなくなります。
Hint-Pot編集部