“新お家芸”スケートボードで日本勢が大活躍!吉沢恋が「金」赤間凛音が「銀」中山楓奈は7位も…大健闘【パリ五輪】
大会3日目の7月28日、パリのコンコルド広場でスケートボード・女子ストリートの決勝が行なわれ、日本の14歳・吉沢恋が金メダル、15歳の赤間凛音が銀メダルを獲得。東京大会で銅メダルを獲得した19歳の中山楓奈は7位となった。 【画像】シュミット、ギュネシュ、ロザマリア、清水梨紗…パリ五輪に華を添える美女アスリートを一挙紹介! 金メダルを獲得した吉沢は、1本目「ビッグスピン」や「バックサイドテールスライド」などをメイクし、最後の大技も見事にメイクすると「よく耐えましたね」「いったすね」と瀬尻氏は上位を確信。85.02のビッグスコアを叩き出した。2本目でも大技「ビッグスピンを披露し、「進化のスピードが速い」と瀬尻氏も脱帽していた。結果86.80ポイントをマークした。 ベストトリック1本目は肩口から激しく転倒。瀬尻氏は「相当な衝撃がかかってると思うので、身体のダメージは大きい」と話した。2本目は86.34ポイントを獲得し、メイクした瞬間、解説の瀬尻氏も「安定感が凄いですね」と納得の滑りだった。 3本目は「ビッグスピン」の合わせ技の難易度の高いトリックにトライ。しかし、転倒してしまい失敗となった。4本目の「ビッグスピンフリップ」からのスライド技で超絶トリックをメイクし、96.49ポイントの高得点を14歳が叩き出した。最後の5本目は89.46ポイントをマーク。「ハリケーングラインド」で見事に金メダルを獲得した。トータルスコア272.75ポイントだった。また「金メダルに恋した14歳」と実況も叫び、歓喜の声が会場を包んだ。 銀メダルの赤間は、ランの1本目「フロントサイドフィーブルグラインド」をメイクしたが、得意の「バーレーグラインド」を失敗。瀬尻氏は昨今の女子のレベルについて「世界のレベルが高すぎて、毎コンテストレベルが上がるから、勝ち続けるのは大変」と話していた。 2本目は「フロントサイドフィーブルグラインド」をメイクしはじまり、「フロンサイドのビッグスピン」「フロントサイド180ノーズグラインド」という大技を披露。「良いランとコメントした解説の瀬尻氏は「パーク全体を使い、さらにセクションも幅広く使い、ラストの大技でしっかりと決めたのが良かった」と伝えた。結果は89.26ポイントをメイクし、会場が沸いた。 ベストトリック1本目でははじめ、92.62ポイントの高得点をマーク。2本目は「フロントサイド180・50/50」をメイクし84.07ポイントをマークした。3本目は「フロントサイドフィーブルグラインド」からの「フロントサイド180」するという難易度の高い技にトライしたが激しく転倒。解説の瀬尻氏も大興奮だった。 4本目、5本目も「フロントサイドフィーブルグラインド」にトライするも失敗し、トータルスコア265.95ポイントで2位となり、銀メダルを獲得した。 一方中山は、ラン1本目で「フロントサイド・クルックドグラインド」をメイク。その後も技を詰め込んでいくが、後ろにまくられて失敗。今回は45秒で2回滑走し、得点が高い方がポイントとなるルールとなっているため、ひとつミスはあったが、48.14ポイントをマークした。 ラン2本目、「フロントサイドKグラインド」をメイク。さらに「バックサイドリップスライド」など立て続けに決めていき、瀬尻氏も軽快なライディングに「いいすね」とコメント。中山が計り知れないプレッシャーを乗り越えフルメイクしたライディングは、79.77ポイントとなった。 ベストトリックの1本目はノーカウント。ベストトリック2本目、トライ直前に瀬尻が「フロントKすかね」というと、中山は瀬尻の予想通り「フロントサイドKグラインド」にトライしたが転倒。瀬尻はこのセクションで“フロントサイドKグラインド”は「相当怖いと思います」と話した。 3本目も惜しくも失敗。瀬尻氏はこのライディングをみて「ほんの1センチずれが…」と語り、「次は乗れるんじゃないかな」と話した。4本目も失敗し、「ナイストライっすね」「トライするだけで相当怖いと申し、相当難しいことをやってるのでしょうがない」とチャレンジを称え、5本目もメイクできなかった。しかし、最後までトライし続けた中山に大きな歓声が送られた。 結果はトータルスコア79.77ポイントで7位という結果だが、観るものを熱くするライディングを見せた。 構成●THE DIGEST編集部
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