皮付きのにんじんを食べるのはダメなこと? 専門家に注意点をASK
皮は剥くべきか、剝かないべきか?
にんじんの皮を剥くかどうかは、個人の好み、にんじんの種類、そして何に使うかという三つの要素によって決まる。食べ物の苦味や一部の食感が苦手な人は、皮を剥いたにんじんを好むかもしれない。いっぽうで皮を食べることに抵抗のない人もいる。 小ぶりで若いにんじんのなかには、皮が薄く、大きくて古いにんじんのような硬い食感や苦味がないものもある。前者のにんじんなら通常は皮を剥く派の人でも皮ごと食べられるかもしれない。 また、個人の好みに関係なく、皮ありの状態で使える場合もある。たとえば、キャロットケーキ用に千切りにしたり、スムージー用に絞ったり、スープ用のミルポワ(香味野菜のフレーバーベース)に使う場合は、時短と栄養価アップのために皮を剥かなくてもいいかもしれない。この場合、ケーキの香辛料、スムージーやスープに入れるほかの果物や野菜などの材料によって、古いにんじんの皮のわずかな苦味はカバーされるはず。とはいえ、にんじんの皮がどうしても嫌いなら、無理して皮をつけたままにする必要はない。個人の好みによって選択しよう。
translation : Mutsumi Matsunobu cooperation : Yumi Kawamura photo : Getty Images