唐沢寿明、公私に問題を抱える編集者熱演も…実生活は順風満帆「仕事と家庭はうまくいっております」
俳優、唐沢寿明(61)が20日、東京都内で行われた女優、草笛光子(90)の主演映画「九十歳。何がめでたい」(前田哲監督、6月21日公開)の公開前日舞台あいさつに登場した。 【写真】2019年に発起人として開催した東日本大震災の復興支援チャリティーイベントに参加した唐沢寿明、山口智子 シリーズ累計178万部を記録した直木賞作家、佐藤愛子さん(100)の大ヒット同名エッセーが原作。「老い」や「現代社会」に対する歯に衣(きぬ)着せぬ物言いと独特のユーモアで、人生百年時代といわれる老若男女の共感を得て社会現象になった。 公私ともに問題を抱える大手出版社の編集者を演じた唐沢は、「仕事と家庭はうまくいっております」と役柄にかけて自己紹介。妻で女優、山口智子(59)とはおしどり夫婦として知られており、会場からは大きな拍手が送られた。主演の草笛については、「90歳で映画主演された方は、草笛さんが初めてじゃない。劇中もあんなに返せませんよ。もっと若い俳優でも」とたたえた。 さらに前田監督も、「AIじゃないし、肌修正もないですからね。2カ月間の撮影で、90歳の役を90歳で演じきってくれたことは奇跡」と感謝を明かした。