アリアナ・グランデとシンシア・エリヴォ、『ウィキッド』の契約は完全に平等 「内容を全部照らし合わせた」と発言
アメリカで一足早く公開された映画『ウィキッド ふたりの魔女』。プロモーション中に見せた主演のシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデの仲の良さが注目を集めたが、映画の撮影が始まる前から信頼関係を築いていたよう。SAG-AFTRA(全米映画俳優組合)のパネルディスカッションに出演したアリアナがあるエピソードを披露した。 【写真】アリアナ・グランデの華やかな歴代ステージ衣装
アリアナ曰く「契約書を手にしたときシンシアに電話して『契約書を最初から最後まで一緒に検討しよう。私たちに必要なものが一致しているかどうか確認しよう』って言ったんだ」。契約条件が同等かどうかを確認したことを明かしている。「もしシンシアが何かを必要としているならば、私たちは一緒にそれを必要とする。私たちはお互いの味方でいたい。あなたの問題は私のもの、私の問題はあなたのもの、という状況でありたかった」。
先月、アリアナとシンシアがこの作品でもらった報酬の額に15倍の格差があるという噂がどこからか浮上した。賞へのノミネートに関してはシンシアが主演、アリアナが助演という扱いになっているが事実上はダブル主演。待遇は同じでなくてはならないのだが、「シンシアは100万ドル(約1.5億円)なのにアリアナは1,500万ドル(約23億円)だ」という書き込みがネット上で拡散。映画会社が否定の声明を発表するという騒ぎに発展していた。映画会社は「噂はまったくのでたらめ。2人とも同等の賃金をもらっている」とコメントしていたが、その言い分は正しかったよう。
ちなみにシンシアはアリアナとの間にあるお互いを思いやる気持ちが、演技にも反映されていたと話している。「なぜなら私たちは2人ともわがままになりたくなかったから。私たちはいつも『あなたに必要なものは何?』『あなたはどういう感情を必要としている?』と確かめあっていた。私たちはお互いの目を見つめ合い『彼女は何を必要としているんだろう?』と考えていた」とエンタメサイト「デッドライン」のインタビューで語っていた。契約前から培ってきた友情がどんなケミストリーをスクリーンにもたらしたのか、公開を楽しみに待ちたい。