年末年始こそ危険…「強盗が敬遠する家」がしている“10の防犯対策 帰省や旅行の前にチェックしよう
■「10の防犯チェックリスト」実際の中身 まずは、これは大前提ではあるが、すべての窓や玄関の鍵が確実に施錠されているかを確認したい。実家に帰省した際には、親に普段の施錠状況を確認し、意識が低いようなら徹底させるべきだろう。 窓ガラスを割って侵入してきた強盗のニュースをよく目にするが、統計上は「無締まり」の窓や扉からの侵入が一番多い。また、古い鍵は防犯性能が低いため交換を検討したほうがいい。 次に、家の外周や玄関に防犯カメラやセンサーライトを設置しても安心はできない。それらが正常に作動しているかを確認しよう。高騰する電気料金の節約のため、電源を切ってしまっているという家庭も見かける。それでは意味がなくなってしまう。
庭の木や植え込みが過剰に茂っている家も危険だ。不審者が潜みやすくなるので綺麗に整え、隠れやすい場所を減らすようにしたい。 また、郵便物の状態にも注意だ。溜まっていると「不在」を知らせることになるので危険なのは言わずもがなだが、長期間家を空ける場合はどうしたらいいのか。その場合は、郵便物や新聞購読などを一時的に止めるという方法がある。 盲点なのは、窓や勝手口だけではなく、換気扇や通気口も侵入経路になりうるということ。特に人がギリギリでも通れそうなサイズのものには、防犯ネットやカバーを取り付けよう。明かり取りのために中二階などに設置された窓も同様だ。
また、窓など外から見える位置に高価なものや現金などを置かないように気をつけたい。お年玉などをちょっとテーブルに置くだけでも危険だ。それらのものを扱う場合は、カーテンを閉めるなど外から見えないようにしたほうがいい。 そして、外からの侵入を手助けするようなものを撤去することも必要になる。家の周りを整理整頓することだ。ベンチやはしごなど足場になりうるものを片付けたり、鍵のかかる場所に収納したりすることで、管理が行き届いている家だと防犯意識の高さを示すことになる。