園児など69人が症状 ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生 岩手・盛岡市
12月19日、岩手県盛岡市は市内の教育・保育施設で感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。 園児68人と職員1人の計69人が嘔吐や下痢などの症状を訴え、保健所の調査でノロウイルスが検出された。 盛岡市によると、12月11日に市内の教育・保育施設から複数の園児や職員に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、12月2日から16日にかけて、園児68人と職員1人の計69人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。 保健所は17日に有症者7人の糞便検査を実施、全員からノロウイルスが検出された。 感染経路を調査したところ、排泄処理後の手洗いや消毒に一部不十分な点があったと推察された。 重症者はおらずいずれも回復に向かっているという。 市は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒するなどを呼びかけている。
岩手めんこいテレビ