米の値上がり続く…去年の猛暑で各地で不作 田植えシーズンも新潟では暖冬の影響で…
各地で迎える田植えシーズン。 しかし、日本有数の米所、新潟県から心配なニュースが… 米農家 山岸治二さん 「硬いですね、乾いちゃったよね。足跡もヒビはいっちゃって」 十日町市で米農家を営む山岸さん。例年であれば田植えのピークを迎える時期ですが、一部の田んぼに苗はまだありません。 雪解け水や雨水に頼る「天水田」ですが、雨が少なく、ためていた水が枯れてしまったといいます。 米農家 山岸治二さん 「春の頃はここでカモが泳ぐぐらい水があったんですけど、この日照りでなくなっちゃったんです」 さらに、追い打ちをかけるのが雪解け水の不足です。暖冬で雪が少なかったため、田植えの準備すらできない状態が続いています。 米農家 山岸治二さん 「今年はもう20日過ぎちゃったし、今年はダメかもしれない」 去年、山岸さんの田んぼでは、夏の猛暑で全体の2割ほどの稲が枯れる被害がありました。今年は出足から水不足に頭を悩ませる事態となっています。 ◇ 気象庁の3か月予報によると、例年よりも暑くなると見込まれている今年の夏。米の価格は秋ごろの収穫にかかっています。