【オートレース】森且行、優勝戦は7着「もう行ったり来たりで、すっきりしないよ」~川口オート
オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は16日、埼玉県川口オートレース場で開催された地元シリーズの最終日・第12レース「優勝戦」に出走。8車立ての3枠からスタートを決めて、逃げた中村友和(優勝)を追ったが、なかなか差を詰めることができす、中盤以降はトップ級レーサーの進出を次々と許してしまい、最後は7着でゴールインした。 通算33度目の優勝を目指し、夜空のもとを疾走した森はロッカーへ戻ってくると、大粒の汗を大量に流しながらV戦を振り返った。「もう、試走からタイヤが全然掛かってくれませんでした。タイヤに自信がないから本番も仕掛けていくことができなかった。エンジンはリングとオイルを換えましたが、足が先に行きすぎてしまいましたね。あ~っ、何かもう行ったり来たりで、すっきりしないよ。あと1年ぐらいすっきりしないかもね(苦笑い)。それにしても暑い~。サウナだよ~」 今節も日々、エンジンを触りまくって、こねくり回した。良くなったり、悪くなったりを繰り返したが、いつもの森らしく手は動かしまくった。ある後輩選手が「自分が言うのも何なんですが、まるで若手みたいな仕事量ですね。見習いたいですが、なかなかできないですよ、あそこまでは」と気迫をたぎらせて愛車の前で作業を継続する森の姿を感嘆しながら見つめていた。 次回は休む間もなく、19日から23日まで静岡県浜松オートレース場で開催されるG2・第2回「浜松記念曳馬野賞」に出走を予定している。「今度は昼間開催かあ~。暑くなりそうだし、滑っちゃうよなあ。浜松の雨もいやだなあ」とテンションは低めだったが、何とかスリッピーな熱走路に対応して、ぜひ準決勝戦、優勝戦へと勝ち進んでください。今シリーズも全身全霊のハードワーク、心からおつかれさまでした。
報知新聞社