「最低条件の契約でも構わない」前DeNA・バウアーがメジャー復帰へアピール 3回4奪三振無失点の好投
昨シーズンDeNAで活躍したトレバー・バウアー投手(33)が日本時間11日、アジアンブリーズの一員として古巣ドジャースのマイナーチームとの試合に先発登板。3回を投げ打者12人に対し42球、被安打2、1四球、4奪三振、無失点の好投を披露しました。 【画像】古巣マイナーチームとの試合に先発登板したバウアー投手 メジャー復帰を目指しているものの、いまだどの球団とも契約していないバウアー投手。今回の登板について「監督のマークがアジアンブリーズの一員になって登板しないかと数週間前に声をかけてくれた」と経緯を明かしました。 この日、最速98.9マイル(約159キロ)をたたき出し健在ぶりをアピール。「真剣になり過ぎずに冗談を言いながら登板を楽しむ事だけを考えていました。だから(球速が)出ると思わなかった。以前にメジャーで投げていた時より球速が速くなっています」とコメント。 「去年は日本で3カ月間で130イニングを投げました。今日はスプリットで4奪三振、昨シーズンもスプリットで三振を奪えていました。私の投球は以前よりも改善されています。自分はまだ屈指のトップクラスの投手だと思っています」と日本での活躍を用いて積極的に自身の魅力を伝えました。 今後の進退についてバウアー投手は「私はメジャーのチームと契約する機会を与えられるべき選手だと思います。最低条件の契約でも構わない。お金は問題ではありません。論理的に考えれば、契約出来るチームがあるはずですが、現状は契約してくれるチームがありません」とメジャー復帰への思いを告げました。 メジャー通算83勝のバウアー投手は、20年にサイ・ヤング賞と最優秀防御率のタイトルを獲得。21年に女性への性的暴行などの疑い(後に和解)で出場停止処分を受け、翌シーズンを全休。23年にDeNAへと移籍し、19試合登板で10勝をマーク。オフに退団し新天地を探していました。