【キャベツと芽キャベツ】実は…ビタミンCが4倍違う?その他、違いを管理栄養士が解説
冬が旬でもあるキャベツと芽キャベツ。芽キャベツは、クリームシチューなどに入っていると見た目華やかで、キャベツはどんな食材の横に添えても邪魔しません。同じ”キャベツ”と名前がついていますが、この2つに違いがあるのでしょうか?解説します。 〈写真〉【キャベツと芽キャベツ】実は…全然違う?栄養士が解説 ■芽キャベツとキャベツは親子ではない 芽キャベツをキャベツの小さな芽だと勘違いされますが、実は違います。芽キャベツは鈴なりという言葉のように脇目が結球し鈴のような実がたくさんなります。キャベツは、株の中央の芽の1つが結球したものです。アブラナ科という仲間ではありますが、キャベツのと芽キャベツは別の品種になります。 ■栄養価の比較 一番は、なんといっても芽キャベツが緑黄色野菜に対してキャベツは淡色野菜ということです。他にも芽キャベツには、ビタミンCが4倍、食物繊維は3倍も多く含まれます。これだけでも栄養価が違い芽キャベツの方が高いとわかります。 *100g当たりの比較 【キャベツ】 エネルギー(kcal) 21 タンパク質(g)1.3 食物繊維(g) 1.8 カルシウム(mg) 43 βカロテン(µg)49 ビタミンC(mg)41 【芽キャベツ】 エネルギー(kcal) 52 タンパク質(g)5.7 食物繊維(g)5.5 カルシウム(mg)37 βカロテン(µg)710 ビタミンC(mg)160 ■芽キャベツのビタミンCは、わずか5個でレモンの1.6倍に匹敵! ビタミンCが野菜の中でもトップクラス!わずか5個で、レモンの1.6倍のビタミンCを含有します。別名「ビタミンCの小さな爆弾」と言われます。ビタミンCは、美容にも健康にも欠かせません。特に20代から減るコラーゲン生成には必要不可欠な栄養素になります。 ■キャベツのメリットは? カロリーが芽キャベツの約半分になり、カロリーを抑えたダイエット向きです。わずかにカルシウムも多く含有しています。春や夏、冬といった旬が多く、1年を通して比較的安価で手に入れること出来ます。 それぞれ利点のある野菜。偏った野菜ばかり摂るのではなく、多様な野菜を摂り入れてみませんか? 【参考文献】 文部科学省 食品データベース ライター/美容栄養士 Keiko 管理栄養士×美容食インストラクター/ワンストーリーアワードジャパン2023講師 15年以上の栄養士・管理栄養士歴を経て、美容食で女性の美容と健康を守る!ただ食べるだけでなく、摂る栄養素や組み合わせをとことん“美”にこだわりインナーケアする美容食で、体の中の細胞を目覚めさせ、整え、キレイに。『輝き自信あふれる明日を美容食で!』をモットーに、明日からできる美容食の知識を伝えている。Instagram:@beauty.diet_keiko 協力/NS Labo
NS Labo(栄養サポート研究所)