政府と日銀、デフレ脱却へ「引き続き緊密に連携」…月例経済報告
日テレNEWS NNN
政府は月例経済報告で景気判断を据え置く一方、日本銀行の政策修正をうけ、政府と日銀がデフレ脱却に向けて、引き続き緊密に連携していくことなどを新たに盛り込みました。 政府は22日、公表した3月の月例経済報告で、景気判断について「このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している」との表現を維持しました。 一方、日本銀行がマイナス金利政策の解除など、これまでの大規模な金融緩和策を修正したことをうけ、政府と日銀が引き続き緊密に連携することや、デフレからの脱却と「新たな成長型経済への移行」に向けて、「あらゆる政策手段を総動員していく」との表現を追加しました。 一方、これまでデフレ脱却のための手段として記載していた「大胆な金融政策」など、第二次安倍政権の経済政策、いわゆる「アベノミクス3本の矢」に関する記述は削除されました。 政府はデフレ脱却の判断について、経済指標などを踏まえて慎重に判断する考えを示しています。