湘南の海水浴場が続々海開き 「日本一厳しい」3市町の今年のルールは?
関東地方で最も早い6月24日に海開きした逗子海岸に続き、鎌倉市の海水浴場も7月1日にオープンする。逗子市・鎌倉市の両市と2日・9日に各海岸で海開きする葉山町では、昨年に続いて海水浴場のマナー向上キャンペーン「SMART BEACH PROJECT」を推進している。 各海水浴場ではここ数年、マナーの悪化が問題視され、砂浜での飲酒や音楽を禁止するなどの規制強化が注目されてきた。逗子市は「日本一厳しい」と言われる条例を2014年に制定。鎌倉市と葉山町も、同年からルールを厳しくしてきた。 子どもからお年寄りまで、誰もが安心して快適に楽しめるビーチを目指す同プロジェクトでは、クラウドファンディングを活用して公式Tシャツを制作し、ライフセーバーや海の家のスタッフ、自治体担当職員、ビーチクリーンに参加するボランティアスタッフらが着用、賛同を呼びかける。
入れ墨・タトゥーの露出、スピーカー・音響機器の使用は軒並み制限
葉山町は表現がより控えめであるものの、入れ墨・タトゥーについては、3市町のいずれも露出を禁止。スピーカーなどの音響機器の使用も、鎌倉・逗子は一切禁止、葉山は「大きな音又は音声を流すことは控えてください」とした。
鎌倉・逗子は海の家のみ飲酒可
砂浜での飲酒については、鎌倉・逗子共に海の家のみ。葉山は、「飲みすぎない 騒ぎすぎない」と注意するにとどめている。
禁止事項最多は鎌倉
そのほか火気の使用やゴミの管理、喫煙マナーなど、鎌倉市のルールは3市町の中で最多の8項目にのぼる。 逗子海岸および葉山町の森戸、一色(7月2日~)、長者ヶ崎・大浜海水浴場(7月9日~)は8月28日まで。鎌倉市の材木座、由比ガ浜、腰越の3つの海水浴場は8月31日まで。 (齊藤真菜)