はなしょうぶ文庫充実 花しょうぶライオンズ 三重・松阪図書館へ大型絵本を贈る
女性企業人による社会奉仕団体・松阪花しょうぶライオンズクラブ(落合裕美子会長、24人)が14日、三重県松阪市松阪図書館に大型絵本5冊(5万円相当)を寄贈した。同クラブによって6年前に館内に創設された大型絵本コーナー「はなしょうぶぶんこ」に補充された。 同クラブは2018(平成30)年に創立20周年を迎え、折しも同年4月に同図書館がリニューアルオープンした。「はなしょうぶぶんこ」は新しくなった図書館の「おはなしコーナー」に設けられた。 大型絵本は当初120冊でスタート。昨年にはクラブ創設25周年の一環で5冊が加えられた。 今回寄贈された5冊はエリック・カール作「はらぺこあおむし」と小西英子作「サンドイッチサンドイッチ」、ジーン・マルゾーロ作「ミッケ! クリスマス」、せなけいこ作「おばけのてんぷら」、かこさとし作「からすのパンやさん」。いずれも以前に一度寄贈している物だが、利用頻度が高くボロボロに。 この日、クラブからは落合会長(YOSA PARK夢生〈むう〉代表)と、梅田和子幹事(㈱梅田専務取締役)、赤塚かおり会計(市議)、川村奈美子社会福祉・環境保全・四献推進委員長(かわいまち歯科口腔〈こうくう〉医院副院長)、同委員会委員の三宅三千穂さん(miyabi salon〈ミヤビサロン〉代表)の5人が参加。 図書館側からは中田雅喜教育長と、松岡美佳館長の2人が臨席した。 落合会長が「はなしょうぶぶんこができてから時々、図書館を訪れては、使ってもらっているかなあと思って見ています。この度、社会福祉委員長が見に来たところ、コロナの頃と違って傷みが激しい、利用してもらっているみたいでうれしいなと話し合いました」と、傷んだ本を補充するに至った経緯を説明。 中田教育長は「今後もいろんな部分で皆さんの活動が、子供たちだけではなくて、大人であったり、地域の方であったり、そういった方々の癒やし、慰めの、もう一歩踏み出そうとする元気のもととなる、そんな活動をしておられる」と感謝を述べた。