【宝塚記念】ドウデュース6着に敗れる!「武豊」鞍上に1番人気背負うも…史上7頭目の4年連続GⅠ制覇逃す
[GⅠ宝塚記念=2024年6月23日(日曜)3歳上、京都競馬場・芝外2200メートル] 23日、18年ぶりに京都競馬場で上半期のグランプリ競走、GⅠ宝塚記念(芝外2200メートル)が行われた。重馬場のコンディションの中、単勝2・3倍の1番人気に支持されたドウデュース(牡5・友道)は6着。まさかの敗戦に終わった。 道中は最後方から抑えながら進み、直線は内を突いて一旦は伸びかけたものの、最後はいつもの爆発力がなくなり流れ込む形でゴールした。 ファン投票では前年のイクイノックス(21万6379票)を超え、歴代最多となる23万8367票を集めていたドウデュース。2021年クロノジェネシス、22年タイトルホルダー、そしてイクイノックスと、宝塚記念ではファン投票1位の馬が3連勝中だったが、これに続くことはできなかった。 2歳時に朝日杯FSを勝ち、3歳で日本ダービー、4歳で有馬記念を勝っているドウデュース。もし、宝塚記念を勝てば、ゴールドシップなどに並んで史上7頭目(グレード制度導入の1984年以降)となる4年連続GⅠ制覇だったが、残念ながらその記録は今後に持ち越しとなった。 すでに、今年の仏GⅠ・凱旋門賞(10月6日=パリロンシャン競馬場、芝2400メートル)に、シンエンペラー、レガライラとともに登録を済ませているドウデュース。武豊はレース前に更新された自身のホームページで「秋には再びロンシャンに行こうかという馬ですから」と22年(19着)以来、2度目のチャレンジを匂わせていた。 今回の敗戦を受けて陣営がどういう「決断」を下すかに注目が集まる。 ◆4年連続JRA・GⅠ勝ち馬 メジロマックイーン・1990~93年(3歳時=菊花賞、4歳時=天皇賞・春、5歳時=天皇賞・春、6歳時=宝塚記念) メジロドーベル・1996~99年(2歳時=阪神3歳牝馬S、3歳時=オークス&秋華賞、4歳時=エリザベス女王杯、5歳時=エリザベス女王杯) アグネスデジタル・2000~03年(3歳時=マイルCS、4歳時=天皇賞・秋、5歳時=フェブラリーS、6歳時=安田記念) ウオッカ・2006~09年(2歳時=阪神JF、3歳時=日本ダービー、4歳時=安田記念&天皇賞・秋、5歳時=ヴィクトリアマイル&安田記念&ジャパンC) ブエナビスタ・2008~11年(2歳時=阪神JF、3歳時=桜花賞&オークス、4歳時=ヴィクトリアマイル&天皇賞・秋、5歳時=ジャパンC) ゴールドシップ・2012~15年(3歳時=皐月賞&菊花賞&有馬記念、4歳時=宝塚記念、5歳時=宝塚記念、6歳時=天皇賞・春)
東スポ競馬編集部