松山ケンイチ「介護の色々な面を見て欲しい」 撮影中に出会った親子を見て思ったこと
俳優の松山ケンイチさん(38)が28日、映画『ロストケア』(全国公開中)の舞台挨拶に、鈴鹿央士さん(23)、前田哲監督とともに登場。撮影中に出会った親子のエピソードを明かしました。 【画像】介護を通して感じた課題を語った、松山ケンイチさん 3人が登壇したのは、大阪に新たに誕生した映画館『TOHOシネマズ ららぽーと門真』のオープンを記念した舞台挨拶です。 映画は、介護の問題をテーマにした社会派エンターテインメント。松山さん演じる42人を殺害した介護士・斯波宗典と、事件の真実を追う検事(長澤まさみさん)との対峙(たいじ)が描かれます。 イベント冒頭、松山さんは「劇場オープンおめでとうございます!スクリーンがものすごく大きいですね!この劇場で僕も映画を見たいです!」と挨拶。 さらに松山さんは、映画の撮影中、長野の温泉で出会った親子のエピソードを披露。おそらく介護をしている息子と父親が温泉に一緒に入っている場面を見て、特に息子の柔らかい笑顔が印象的だったようで、「介護は一旦離れ離れになった家族がまた一つ屋根の下で過ごすきっかけにもなる。壮絶な面もあるが必ずポジティブな面もある気がするんです。撮影中にその親子に出会って、介護の一方だけを演じるのをやめようと思った。介護の色々な面を見て欲しいと思った」と思いを明かしました。