ガーナ代表戦で負傷したサラー [写真]=Getty Images

　リヴァプールのアシスタントコーチを務めるペピン・ラインダース氏が、エジプト代表FWモハメド・サラーの負傷状況について言及した。23日、イギリス紙『デイリー・メール』が同氏のコメントを伝えている。 　現在開催中のアフリカネーションズカップに、エジプト代表として参戦しているサラー。初戦のモザンビーク代表戦に続き、18日に行われた第2節のガーナ代表戦にも先発出場した同選手だが、前半アディショナルタイムに左太もも裏を負傷したことで途中交代を余儀なくされてしまった。 　ケガの状態に注目が集まるサラーだったが、リヴァプールへと戻りクラブのメディカルチームとともに治療に専念することが決定。元エジプト代表MFアハマド・ハサン氏が、「チームのサポートのため代表に残るべき」と述べるなど、エジプト国内からの批判も見受けられるなか、ラインダース氏は「サラーの献身性を決して疑うべきではない」と反論している。 　また、「エジプトが彼を失ってショックを受けているのは知っている。彼がケガをしたと聞いて、私たちもショックを受けた」とコメント。続けて、「エジプト代表のメディカルチームと我々のチームが彼の帰還を決めた唯一の理由は、エジプトが決勝に進出した場合、彼に最高のチャンスを与えるためだ」とリヴァプールに戻った理由が、今後の代表活動のためであると主張した。 　さらに、「詳しくスキャンした結果、ハムストリングに断裂があることがわかった。順調にいけば復帰までは3、4週間ということになる」と負傷状況を明かしつつ、「以前にも彼の体を治療したことがあるためスムーズにいくだろう」と万全な処置への自信を口に。加えて、「私が嬉しいのは、エジプトのメディカルチームとリヴァプールのメディカルチームが協力し合い、綿密に連絡を取り合って決断できたことだ」と両者の連携に満足感を示している。