ハミングバードの挑戦を退けた王者・翔月なつみ

女子プロレス団体「マリーゴールド」の後楽園ホール大会で、突如現れた謎の覆面レスラー・ハミングバードが、衝撃のデビューを果たした。10月7日の大会で、スーパーフライ級王者・翔月なつみに挑戦を表明したハミングバードは、24日の同会場でタイトルマッチに臨んだ。 【動画】マリーゴールドの初陣でスーパーフライ級王座に挑戦したが、敗れたハミングバードの試合後コメント 『MARIGOLD Fantastic Adventure2024』 日時：2024年10月24日 (木)開場17:30／開始18:30 会場：東京・後楽園ホール 観衆：866人 試合開始直後、翔月が鋭い蹴りで攻勢に出るが、ハミングバードは俊敏な動きで王者の攻撃をかわし、場外に戦いの場を移した。 スタンド上からのコルバタを狙う大胆な攻撃も見せたが、着地に失敗し自爆。しかし、試合は続行され、両者ともにダメージを負いながらもリングに戻った。 リング内ではハミングバードが積極的に王者を挑発し、トップロープからのダイビングボディープレスを敢行。 しかし、これを翔月にかわされ、逆にダイビングダブルニードロップで3カウントを奪われてしまった。 9分33秒の激戦を制したのは、2度目の防衛に成功した翔月だった。 勝利した翔月はリング上で「V2達成できてホッとしました。ハミングバードはなかなか面白い相手でしたが、これからもマリーゴールドの頂点に立ち続けたい」と宣言。 また、挑戦を表明していた松井珠紗がリングに現れ、再戦の要望を伝えると、翔月もこれを受諾。11月2日の札幌大会で、両者の再戦が決定的となった。 試合後、バックステージに姿を現したハミングバードは、「スーパーフライの壁は高くなきゃ越える意味ないんですよ」と語り、今後のリベンジを強く示唆。「私がこのベルトを世界一にします」と自信を見せ、次の試合への期待を煽った。 防衛に成功した王者・翔月なつみは「無事にV2達成しました。本当に何してくるかわからない相手で、まぁちょっと厳しいところもあったんですけど、とにかく無事に守れたという事で次、松井珠紗。」と札幌大会で激突が決定的となった松井珠紗との再戦に闘志を燃やした。 ＜試合写真提供：マリーゴールド＞