キスシーンを強制、性的なシーンの視聴を強要、誹謗中傷を展開…主演女優に対するセクハラで訴えられた監督とは?
*この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 【写真】4人目の子どもを出産して6カ月、ブレイク・ライブリーの水着姿が美しすぎると話題に ブレイク・ライブリーは、12月20日(金)に映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』の監督兼俳優に対して訴訟を起こす前に、撮影現場で自らの安全を守るために30の措置を要求していた。これらの要求は、有害とされる雰囲気や不適切な行動に対抗することを目的としていた。 ブレイク・ライブリーは、映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』の監督兼俳優ジャスティン・バルドーニに対して、セクシャルハラスメント、不適切な行動、さらには彼女に対するネガティブキャンペーンを行ったとして訴えている。ブレイク・ライブリーは12月20日に訴状を提出し、撮影中にジャスティン・バルドーニがシナリオにはなかったキスシーンを強制し、ライブリーの性生活について不適切な会話を交わし、その中で一部のパートナーから同意を得られなかったことを打ち明けたと主張している。さらに、映画のプロデューサーであるジェイミー・ヒースも不適切な行動で非難されている。ジェイミー・ヒースはライブリーの控室に裸で入ってきて、妻が裸で出産している動画を見せたとされている。ブレイク・ライブリーが法的措置を取る前、彼女は撮影現場で自らの安全を守るために30項目の対策を要求したが、それは実現しなかった。
不適切な会話
ブレイク・ライブリーは訴状の中で、『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』の撮影現現場に重苦しく不快な雰囲気があったことについても言及している。その原因は、ジャスティン・バルドーニ監督とプロデューサーが性的な話題やプライベートに過度に踏み込んだ内容に執拗にこだわり、また撮影期間中に続いたセクシャルハラスメントにあるとしている。これらの行為により、ブレイク・ライブリーは多くの制限を求めることになった。その中には以下のようなものが含まれている: ・監督の妻を含む女性のヌードの映像や画像を流すことを止める。 ・ジャスティン・バルドーニとジェイミー・ヒースが過去のポルノ依存について話すこと、またはブレイク・ライブリーがそのようなコンテンツを拒否することを侮辱することの禁止。 ・ジャスティン・バルドーニが自分の性生活、性器、または同意なしでの私的な状況について話すことの禁止。 ・すべてのシーンにおいて、ブレイク・ライブリーに関わるシーンには必ずインティマシーコーディネーターを配置。 ・同意なしに即興のキスや唇を噛んだり吸ったりすることの禁止。 ・強姦や暴力的なシーンにおいて、必ずスタントを使用。 ・初めに承認されていない追加の性的シーンを行わないこと。 ・性的なコメントや、ブレイク・ライブリーや他の女性キャストに対する身体的接触の一切の禁止。 ・ジャスティン・バルドーニとジェイミー・ヒースが、ブレイク・ライブリーが衣服を着ていない状態で彼女のキャラバンに入ることの禁止。