冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。 【画像】古式日本刀鍛錬打初め式ほか、岐阜県の冬の絶景10選を写真ですべて見る！ 　凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。 　暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか？　今回は、岐阜県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。

◆白川郷ライトアップ

白川郷ライトアップ。

　特別豪雪地帯に指定されている白川郷。白川郷の「合掌造り集落」は、日本の原風景を映し出す集落として世界遺産に登録されている。合掌造りは、積雪が多く雪質が重いという白川郷の自然環境に適合した構造にもなっているのが特徴だ。 　そんな雪が降り続く白川郷で、1月・2月の特定日に完全予約制でライトアップが開催される。合掌家屋の窓に明かりがともり、かやぶき屋根に積もった雪が白く照らし出される光景は趣きがあり、豪雪地帯ならではの景観。 　幻想的な世界遺産のライトアップ、一度この目で見てみたい絶景だ。 開催期間:2024年1月14日～2月18日までの日曜日 ※白川郷ライトアップイベントは、完全事前予約制。令和5年度の受付は既に終了。イベント当日に来場しても参加不可となっている。 白川郷ライトアップ(しらかわごうライトアップ) 所在地　岐阜県大野郡白川村 白川郷荻町地内

◆馬籠 木曽路氷雪の灯祭り

　中山道木曽路の宿場を1月下旬から2月中旬までの間、氷の灯籠でつなぐ幻想的なイベント「木曽路氷雪の灯祭り」。木曽路内の各宿場などで行われ、1か所につき2時間だけ氷の灯篭が灯る貴重なイベントだ。 　木曽路氷雪の灯祭りの中で特におすすめなのが、石畳が敷かれた坂に沿う数少ない宿場町の馬籠宿。往時の景観が保たれていて、街道を彩るアイスキャンドルの灯りを眺めていると江戸時代にタイムスリップしたかのよう。古き良き江戸を感じる、木曽路の情緒が凝縮された情景をたっぷりと堪能できる。 開催日程:2024年1月下旬～2月中旬 ※各開催地の詳細は下記HPから 馬籠 木曽路氷雪の灯祭り(まごめ きそじひょうせつのひまつり) 所在地　岐阜県中津川市馬籠 馬籠宿場内 藤村記念館周辺