着物文化の魅力発信 地元有志と中学生企画、富山県上市町で日舞やショー
富山県上市町の有志でつくる「かみいち子どもの感性を育む会 きらきらのたね」(酒井千紗代表)と、上市中学校地域協働活動サークル「ひーろーかんぱにぃ」によるイベントが20日、同町大岩の大岩山日石寺で開かれ、約40人が自由に楽しむ着物文化の魅力に触れた。 きらきらのたねは、着物を譲りたい人と着物を着てみたい子どもたちをつなぐイベント「きらきら着物バンク」を開いている。今回は上市中の生徒たちと共に企画運営したイベントを行った。 英国出身の着物研究家、シーラ・クリフさんもイベントに参加し、「More Free, More Fun with Sheila!」をテーマに開催した。 受け付けや来場者の案内、司会進行を着物姿の生徒が担当。オープニングアクトでは、同校の体験教室「上中トライアル」で日本舞踊を習う生徒たちが、稽古を重ねてきた成果を披露。「さくらさくら」に合わせて踊り、しなやかな動きを見せた。
シーラさんのトークショーや、生徒がモデルとなってシーラさんが監修した着物のコーディネートを披露する企画もあり、自由に楽しむ着物文化を発信した。