大阪桐蔭vs報徳学園は互角 近畿大会決勝の再戦 センバツ準決勝
◇第95回記念選抜高校野球大会第11日第2試合 大阪桐蔭―報徳学園(13時半開始予定) 【今大会のホームランを写真特集で】 昨秋の近畿大会決勝の再戦。その時は、大阪桐蔭が1―0で辛勝したが実力は五分だろう。 毎年のようにタイプの違う好チームを作ってくる大阪桐蔭だが、今回は投手陣を中心とした堅守が土台だ。先発は、やはりエースの前田悠伍投手(3年)か。これまで3試合全てで登板しており、疲労はぬぐえないが、昨夏甲子園の経験値もあり最有力だ。救援には、南恒誠投手(3年)も控えている。 報徳学園は堀柊那捕手(3年)、石野蓮授選手(3年)の3、4番コンビが打線の中心。加えて、林純司選手(3年)が好調で、下位打線で重要なアクセントになっている。中軸と林選手をつなぐ選手の出塁率が勝敗を分ける鍵になる。 一方、投手陣は盛田智矢(3年)、今朝丸裕喜(2年)、間木歩(2年)の3投手が高いレベルで拮抗(きっこう)しており、先発は読めない。投球数はいずれも100球台とフレッシュ。継投策を取ると見る。 大阪桐蔭は不振だった打線が準々決勝で初の2桁安打を放ち復調。だが、昨年のチームよりは明らかに得点力が低い。ロースコアの展開が予想されるだけに、先取点の重みが増すだろう。【岸本悠】