大塚製薬が食育ゲームアプリ「もぐもぐタウン」の配信開始、食事をカメラで撮って食材を学ぶ
大塚製薬は食育の日である2月19日、食育ゲームアプリ「もぐもぐタウン」をリリースした。「もぐもぐタウン」アプリは、食事をカメラで撮影すると、その食事に含まれる食材のキャラクター「もぐみん」がARで出現することが特徴だ。 そして、食に関するクイズに答えると「もぐみん」を仲間にすることができ、最大100素材、25万種類の「もぐみん」を集めることで、「もぐタウン」を大きく発展させていくゲームとなっている。ゲームを通じ、食や栄養バランスの大切さに加え、食材における四季の旬も学べるという。子どもが主体的に楽しみながら食の知識を増やし、食へのコミュニケーションを円滑にするねらい。
大塚製薬は、2月18日には東京・代官山でアプリ体験イベントを開催し、小学生の親子連れが参加した。子どもたちは実際に「もぐもぐタウン」カルタやアプリのゲームを体験し、「アプリでは、ねぎやブロッコリー、じゃがいもの仲間を見つけた」「ゲームで食材について覚えられるから楽しい」と話した。 大塚製薬が調査した「子どもの食育とデジタル活用に関する調査」(2024年1月5日~6日/全国の小学生の子どもを持つ25歳以上男女1200人)によれば、親の6割以上が子どもの偏食や食わず嫌いに悩み、7割以上が子どもの栄養バランスが偏っていると感じた経験があるという。食材について一緒に学ぶなど、調理方法の変更や料理の工夫でないアプローチで、子どもが栄養や食材に興味を持ち、食わず嫌いや偏食が減ることにも期待が寄せられているという。 大塚製薬のニュートラシューティカルズ事業部eコマース部の高谷浩司部長は、次のように語る。「 “もぐもぐタウン”では、“もぐみん”の特長として、それぞれの食材のいいところがたくさん書いてあるので、お父さんやお母さんに学んだことを話してほしい。食育というと、どうしても大人が子どもに教えるという形になりがちだが、子どもたち自身が学んで親御さんに披露する方が、子どもたちの身につくと考えた。ぜひ、耳を傾けてあげてください」。 管理栄養士の中西朋子さんは、次のように話す。「食べ物には身体に大切な役割を持つ栄養素がたくさんあるが、ひとつの食べ物に全部は入っていない。好きでない食べ物にも大切なものが入っているので、いろいろな食べ物を食べてほしい」 「私はにんじんが嫌いだった。でも、苦手だと思っても、出てきたらまずはひと口食べてみましょう。それで私は食べられるようになった。ただ、アレルギーは好き嫌いとは違うので、おうちの方や先生に相談してください。“もぐもぐタウン”でたくさん“もぐみん”を集めて、元気な身体を作りましょう」。
【「もぐもぐタウン」について】
▽概要 ユーザーが町の市長となり、日々の食事に隠れた食材キャラクター“もぐみん”を集めて、町を発展させながら食や栄養について楽しく学べる食育ゲームアプリケーション ▽監修 一般社団法人 日本スポーツ栄養協会 ▽公開開始日 2024年2月19日 ▽ダウンロード推奨環境 iOS 16.0以上、Android 11.0 以上
食品産業新聞社
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