実現まであと数年 除雪作業で使用する標識車の自動運転 NEXCO東日本といすゞ自動車が開発 労働者不足解消に
HTB北海道ニュース
除雪作業の担い手不足解消が期待されます。NEXCO東日本は除雪作業で使用する標識車の自動走行を公開しました。 井口七海記者) 「除雪車の後ろを走る標識車です。動いていますが、実は運転操作はされていません」。 高速道路で除雪車の後ろを走り、周りの車に作業中であることを知らせる標識車。作業の効率化を目指しNEXCO東日本といすゞ自動車が3年前から自動走行の開発を進めてきました。設置された3つのセンサーで除雪車の位置情報を読み取り、指定した車間距離を保って自動で走ることができます。記者も自動走行の標識車に乗せてもらいました。 井口七海記者) 「あ、動きました!おお、動いている」 担当者) 「アクセル・ブレーキは触っていません」 井口七海記者) 「ちょっと怖いけど、確実に動いているのがわかります、すごい」。
標識車には運転手と機械の操作などを行う作業員が乗っていますが、自動走行が実現すれば1人減らすことができます。 NEXCO東日本北海道支社技術企画課 坂田史典さん) 「いまと同じ水準での除雪作業をより効率的に進められると思っています。労働人口が減ってきているという課題があるので、解決するために自動化を進めていければ」。 NEXCO東日本によりますとこの冬は道内の高速道路で試験走行を行い、実用化にはあと数年かかる見通しです。
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