習志野で「夢の国 谷津遊園 上映会」 全盛期のにぎわい伝える
「夢の国 谷津遊園 上映会」が12月8日、市民プラザ大久保(習志野市大久保4)で開催される。主催は習志野の歴史を語る会。(習志野経済新聞) 同上映会は現在市民プラザ大久保で開催されている展示会「元祖夢の国 谷津遊園~東洋一の大遊園地 思い出の写真展~」の一環。 1925(大正14)年から1982(昭和57)年、現在の谷津バラ園・谷津公園の位置にあった谷津遊園は、植物園や海水プール、ラジウム温泉、馬場、キャンプ場、当時日本一の規模の海上ジェットコースターなどがあった巨大レジャー施設。当時のスター俳優・阪東妻三郎の「阪東妻三郎プロダクション関東撮影所」が設けられていたほか、ベーブルースが野球の全日本チームと練習試合をした場所としても知られる。 同会が展示会用に写真や情報をSNSで一般公募したところ、写真以外に3人から8ミリフィルム映像の提供があり、上映会で公開できる機会を探していた。 先立って開催された23日の上映会には、市民に加え同施設関係者、茨城県や栃木県からの来場者など60人以上が集まった。 同会の明里さんは「1970年代の谷津遊園全盛期のにぎわいから、アトラクションや観覧車から見た園内全体の様子など、計30分の濃い内容。谷津遊園のまとまった本や資料がない中、手探りで展示会や上映会を開いている。当時を覚えている方、資料をお持ちの方など多くの方に見ていただき、谷津遊園の歴史を伝え残したい。8日は近隣の方や若い世代の方にも来てほしい」と来場を呼びかける。 開催時間は15時~17時。無料。
みんなの経済新聞ネットワーク