宮崎県内でもここ数日でぐっと冷え込みましたが、この時期に注意が必要なのがヒートショックです。 温度差がある場所を移動したときに発生しやすいヒートショックは、死に至ることもあります。 専門家に注意点を聞きました。 【写真を見る】宮崎県内は週末冷え込む見込み　医師に聞いた「ヒートショック」の注意点 温かいリビングから寒い脱衣所への移動など、急な温度の変化によって血圧が乱高下し、心筋梗塞や脳卒中などを発症するヒートショック。 最悪の場合、死に至ることもあります。 （宮崎大学医学部附属病院循環器内科　小牧聡一助教） 「冬場は、特に狭心症、心筋梗塞とか、血圧が原因で起こるような心不全で来られる方が多くなる」 宮崎大学附属病院の小牧聡一医師は、65歳以上の高齢者、または高血圧や糖尿病などの基礎疾患がある人は特に注意が必要とした上で、部屋と浴室の温度差を小さくすることが重要だと話します。 （宮崎大学医学部附属病院循環器内科　小牧聡一助教） 「特にお風呂場では着ているものを脱いで、さらに冷たい浴室に入ると体が寒くて血圧が上がりやすくなるので、入浴の際にはお風呂場を温めておくとか、あるいは暖房器具があれば電気ストーブなどで浴室を温めておく必要があると思います」 県内は週末も冷え込む見込みで、ヒートショックに注意が必要です。 【参考】 給湯器メーカーのリンナイが作ったヒートショック診断テストです。10項目のうち、何項目当てはまるでしょうか。 ・お風呂に入る前より出た後に水分をとる ・家族に声をかけずにお風呂に入る ・お風呂場が寒くても我慢する ・お風呂に入ったらすぐに湯船に浸かる ・あつあつの湯船に浸かる ・湯船から出るとき立ちくらみすることがある ・湯を張るときは湯船にふたをする ・汗をかき始めてからも、しばらく湯船に浸かり続ける ・食後すぐにお風呂に入る ・37.5度以上の熱がある場合でもお風呂に入ることがある いくつ当てはまったでしょうか? 5項目以上当てはまるとヒートショック予備軍だそうです。 お風呂は温かくして、入浴前に水分をとって、家族に声をかけて、安全にお風呂を楽しみたいものです。