市川染五郎 19歳の“美”に接近!「自分を美しいと思ったことはない。変化していく過程を楽しみたい」
まわりからは「わかりやすい性格」と言われます(笑)
――長所と短所だと思うところを教えてください。 長所は…ないと思います。動揺しているとすぐに表情や動きに出るので、まわりからは「わかりやすい」とよく言われます(笑)。 ――短所や弱点は? 短所というわけではないのですが、太りにくいことがコンプレックスです。体力はあるほうですが、どんなに食べてもまったく太らないんです。 歌舞伎ではわりと大がかりな衣裳を着ることが多く、そんなときは中に綿の入った着肉というもので内側をモコモコにするのですが、衣裳をより美しく見せるためには、やはりある程度の体格が必要で。 つい先日まで香川で公演をやっていまして、ここから先1ヵ月は舞台への出演がないので、その間にトレーニングをして、少しでも体を大きくしようと考えています。 ――ご自身にとっては“悩み”でも、羨ましがられることもあるのでは? 「太れない」というとかなり羨ましがられるんですけど、こちらにしてみたら「何が羨ましいんだろうって…(苦笑)。大きな衣裳ではなくても、着物は洋服のように体のラインにそった仕立てになっているわけではないので、ある程度、体格がよくないと造形の美しさをきれいにお見せすることができないんです。 がっしりした役柄もそうですし、特に女形では丸みがないと女性としての柔らかさが出ないので、今は少しでも体を大きくすることが目標です。
日焼け願望あり!『鬼平犯科帳』撮影期間中は日焼けサロンへ
――染五郎さんは「妖艶」や「セクシー」と形容されることが多いと思いますが、そういった声をどう受けとめていますか? 自分を美しいと思ったことはないので、美しさを保とうとも思っていませんし、逆にいえば、今の自分を保ちたくない、どんどん変化していく自分を楽しみたいという思いがあります。どこか自分を俯瞰で見ているところがあって、これから先どんなふうに変わっていくのか、その成長、変化を楽しみたいですね。 ――白い肌が印象的ですが、普段のスキンケアや美の秘訣について聞かせてください。 公演が続くと、化粧品が合っていないのかどうしても肌が荒れてしまうんです。普段はメイクさんにおまかせで、スキンケア用品などを自分で選ぶということはありません。 美白をキープするというより、正直いうと日焼けがしたい。『鬼平犯科帳』の撮影期間は銕三郎の佇まいを表現するために日焼けサロンへ行きましたし、僕としてはあの肌色をずっと維持したいと思っているくらいです。 撮影:今井裕治
めざましmedia編集部