大谷翔平がデザインされた特別塗装機を背に記念撮影する北口榛花（左から2番目）、鳥取三津子・日本航空代表取締役社長執行役員（中央）、加納虹輝（右から2番目）

日本航空は28日までに、夢を追う若者をサポートする「DREAM MILES PASS」のプロジェクトを27日から始動することを発表した。28日には、同社がサポート契約している米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手（30）を機体にデザインした特別塗装機「DREAM SHO JET」も報道陣らにお披露目された。記者発表会には、JALアスリート社員で陸上・女子やり投げで今夏のパリ五輪で金メダルを獲得した北口榛花（25）、フェンシング男子エペ個人で金メダル、団体で銀メダルを獲得した加納虹輝（26）が参加。北口は、「プロジェクトのシンボルとなる『DREAM SHO JET』を見て、大谷選手が大きく描かれているのはかっこいいと思った。同じスポーツ選手として憧れる部分は大きい」と笑顔を見せた。 【写真】北口榛花、パティシエの父にご褒美スイーツおねだり 同プロジェクトは、「すべての夢に、羽ばたくチャンスを。」というメッセージを掲げ、大谷が「岩手・花巻東高時代からメジャーのトップ選手になるまでの総移動距離892440キロ分」の移動を、夢を追うために移動が必要な若者たちへ航空券として還元するというもの。JALの専用サイトに詳細が掲載されている。大谷が描かれたプロジェクトシンボルの特別塗装機は、9月29日から、26年3月頃まで就航予定。機内では、限定の紙コップ、機内リーフレットなども搭載される。 自身も高校時代から海外遠征を繰り返し、現在はやり投げの本場・チェコを拠点に活動する北口は、「移動を伴う挑戦は大変だけど、行ってみないとわからないこともある。ぜひ、このプロジェクトを利用して一緒にチャレンジしていけたらいいな」。多くの試合が海外遠征となる加納も、「フェンシングに限らず、対人競技は強い選手と対戦することで成長していける。このプロジェクトを活用して、今までは難しかったけどこれで強い選手と試合できる、そういう場所に行ける。そういうことができるので、これをきっかけに成長していってほしい」とエールを送った。