北米では大ヒットスタート!『憐れみの3章』“愛”と“支配”の世界へ導く場面写真
9月27日(金)より全国公開される映画『憐れみの3章』より、新たな場面写真が解禁された。 【写真を見る】実力派キャストが勢ぞろいの場面写真 本作は第96回アカデミー賞で主演女優賞をはじめ合計4部門受賞をはたした『哀れなるものたち』(23)に続いて、俳優のエマ・ストーンと監督のヨルゴス・ランティモスがタッグを組んだヒューマンドラマ。キャストには『哀れなるものたち』にも出演したウィレム・デフォー、マーガレット・クアリーが再集結するほか、ジェシー・プレモンス、ホン・チャウ、ジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファーといった、折り紙つきの実力派が勢ぞろいしている。 全米公開に先駆けて実施された第77回カンヌ国際映画祭でプレモンスが男優賞を受賞し、世界中がランティモスのカンヌ無敗伝説に沸いた本作。新たなるランティモスワールドの到来に熱い視線と期待を集めながら、6月21日にニューヨークやロサンゼルスの5スクリーンで北米公開を迎えた。週末3日間で興行収入35万ドルを集め(DEADLINE誌調べ)、2024年度公開作品中、新記録となる館アベレージ7万ドルの特大ヒットスタートとなった。同時に、独立記念日連休となる7/4週には1,000スクリーンを超える劇場での拡大公開も決定している。 このたび解禁されたのは新たな場面写真。選択肢を取り上げられたなか、自分の人生を取り戻そうと格闘する男、海難事故から帰還するも別人のようになった妻を恐れる警官、奇跡的な能力を持つ特別な人物を懸命に探す女、といった3つの大胆不敵な物語から構成される本作で、独り棒立ちになり天を仰ぐストーンや、街角で花束を抱えるプレモンスなど、様々な場面で俳優陣が見せる表情が捉えられている。 前代未聞の衝撃作を数々贈りだし、映画史にその名を刻むランティモスが不穏さを感じさせながらもユーモラスに愛、権力、支配を描きだす本作。未知の映画体験をスクリーンで味わってほしい。 文/スズキヒロシ