身長が伸びて首や肩のこり、猫背、反り腰の解消にも効く…簡単に背中をほぐせる運動の秘訣
「どこからどこまでが背中か、知っていますか?」
そもそも、背中とはどこを指すのでしょうか。 背中を「背骨」と置き換えてみましょう。背骨は、「うなじ」から「尾てい骨」までを指します。 うなじは「頸椎」(けいつい)の一部ですし、尾てい骨は背骨の中で、最も下に位置する骨です。 そう言うと「そこも背中だったの?」と多くの方が驚かれます。たしかに、想像しているよりも背骨は長く、それゆえに知らぬ間に、こり固まりやすくもあるのです。 背骨が固まると、S字カーブが乱れて不自然になります。たとえば猫背や反り腰がそうです。 また平背(へいはい=フラットバック)という、「背骨のカーブが少なく、背中から腰がまっすぐになっている状態」になることもあります。そうなると腰に大きな負担がかかり、腰痛などのリスクが高くなってしまいます。 背骨のうねりが失われる大きな理由は「座りっぱなし」「長時間同じ姿勢をとり続けること」「過度なパソコン作業やスマホ操作」です。 それらを少しでもチーターのような「うねる背骨」に近づけていきたい。そのために習慣的に「ふるふる」をしたいのです。 イラスト/書籍『朝起きてすぐに動きたくなる体』より 写真/shutterstock
---------- 庄島義博(しょうじま よしひろ) 1978年、福岡県生まれ。五感を使った身体調整メソッド『BODY PREPARATION(ボディプリパレーション)』を開発・提唱し、アスリートのパフォーマンスをアップ、不調のある方々を改善へと導く。著名な歌手やトップアスリートからの信頼も厚く、サポートした人数はのべ3万人を超える。同メソッドは小学校、高等学校でカリキュラム化され、児童・学生の心身教育にも力を注ぐ。全国各地で後進育成のためのスクールや講演会も開催。海外からの指導要請も多い。また、「人生を健康で豊かにするための選択肢を増やす」をモットーに、健康関連商品の開発・監修やテレビショッピング出演等、多彩な活動を行う。 ----------
庄島義博