昨季は24試合で1ゴールのみ ミランの右サイドで覚醒待たれるチュクウェゼ「監督には昨季の君は見たくないぞと言われたよ」
昨季は本領を発揮できず
昨季のミランではFWクリスティアン・プリシッチを筆頭に新戦力がヒットしていたが、やや物足りなかったのがビジャレアルから獲得したFWサミュエル・チュクウェゼだ。 右サイドから仕掛けることを得意とするチュクウェゼは、昨季セリエA24試合に出場して1ゴール3アシストの成績でシーズンを終えている。アタッカーとしては物足りないだろう。 昨季の段階ではポジションを確保できていたとは言えないが、今季よりミランは指揮官がパウロ・フォンセカに交代している。再び1からのポジション争いとなり、チュクウェゼにもチャンスが出てくるかもしれない。 伊『Gazzetta dello Sport』によると、チュクウェゼもフォンセカ体制に手応えを掴んでいるようだ。 「監督には、『昨季の君は見たくないぞ。ビジャレアル時代の君が見たいんだ』と言われたよ。僕もOKと返したけどね。生まれ変わったような気分だし、今は新しいチュクウェゼだよ」 フォンセカ体制では[4-2-3-1]での戦いが増えると見られており、2列目は左にラファエル・レオン、トップ下にプリシッチ、右にチュクウェゼの並びを同メディアは予想している。これにもチュクウェゼは手応えがあるようだ。 「僕にとっては完璧だよ。ラファはスピードがあって、プリシッチもドリブルがうまい。僕は彼らと連携できるし、相手がラファにマークを割く場合は僕のサイドが空いてくる」 レフティーアタッカーのチュクウェゼが右ウイングにフィットしてくれれば大きい。ミランにとっては貴重な攻撃オプションとなり、左のレオンと右のチュクウェゼの突破力が機能すれば強烈だ。
構成/ザ・ワールド編集部